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蒲生直樹 四谷(2002年12月1日 初段)

今度こそ絶対に黒帯を締める
白帯からの再入門で得たもの

 私が最初に極真空手を始めたのは、中学2年生のときでした。4年弱で茶帯まで頂きましたが、大学進学等の理由で徐々に道場から足が遠のき、退会してしまいました。
 その後、大学を卒業して就職し、家と会社との往復の繰り返しの日々が続いておりましたが、何かやり残したものがあるのではないかという思いが、日に日に強くなっていきました。そんなときに、通勤途中に四谷道場のあることを知り、今回は絶対に黒帯を締めることを目標に、6年以上のブランクをおして白帯からの再入門に踏み切りました。
 やはり稽古は厳しく、体力も想像以上に衰えており、当初は稽古についていくのがやっとの状態でしたが、そこには忘れかけていた充実した時間がありました。それから5年の年月が経ちました。途中、忙しさや稽古の厳しさから挫けそうになることもありましたが、前に茶帯で辞めてしまった悔しさを胸に、稽古を続けました。
 そして今回、昇段を許して頂き、念願の黒帯を締めさせていただくことになりました。しかし昇段審査の内容は決して満足できるものではありませんでした。そして今、黒帯はゴールではなく新たなスタートラインであるということを実感しております。
 今後も審査での反省点を課題として、極真の黒帯としての自覚を持ち、心身共に黒帯に恥じぬ強さが身につくように基本から見直して、さらに稽古に精進していきたいと思います。
 最後になりましたが、杉村師範を始め高橋師範代や諸先輩方のご指導や、一緒に稽古する仲間たちの励ましがあったからこそ、ここまでくることができたのだと思います。ありがとうございました。そして今後共よろしくお願い致します。

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