天川ひとみ 四谷(初段)
いろんな人たちの支えがあって初めて今の自分があると実感
学生時代、特に運動神経があったわけではなく、体力にも全く自信がなかった私は、入門当初稽古についていくのがやっとでした。30回くらい稽古に出れば一通りの流れを覚えられる、と先輩に言われても、実際はその3倍はかかったような気がします。
黒帯は遥か雲の上に感じられ、思うように上達せずに焦ったり悩んだり、精神的にも打ちのめされて何度も挫折しそうになりました。それでも最初のペースを崩すことなく、道場に通い続けることができたのは、多くの方々の支えがあったからだと思います。
不器用な私に細かく丁寧にご指導くださった杉村師範、高橋師範代、いろいろなアドバイスをくださった黒帯の先輩方、温かい励ましで後押ししてくれた道場の仲間たちに感謝したい気持ちでいっぱいです。
また持病の腰痛に加え、ケガの多い私を白帯の頃から治療してくださり、審査や試合のときには励まし、力づけてくださった掌道の菊澤院長、家族や職場の人たちの理解や応援など、自分を取り巻くいろいろな人たちの支えがあって、初めて今の自分があるのだと感謝しています。
今後は足りない部分を少しでも埋めて真の黒帯に近づけるよう精進したいと思います。